修了・・・そしてはじまり
2017年8月20日。その日私にとっては、大きな区切りとなる大切な日。
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気が付けば、花に触れる時間を大切に想い、またその愉しみをお伝えするようになって数年が経っていた。私が長く学んできたのはパリスタイル。レッスンを始めるようになってからも自分自身の感性とスキルをアップの為に学びを怠っていた訳ではなく。
そうこうするうちに、どうしてももう一度本気で学びたいスタイルに出会う。それがパリで活躍される斎藤由美先生のパリスタイルだった。
有り難いことにそのスタイルがパリまで行かなくても日本で学べるという。
果たして自分にそれが必要なのか、また学ぶレベルに達しているのか、毎月のレッスンスケジュールにうまく予定を合わせれあれるのか・・等、最初は色々迷いもあった。
由美先生のスタイルを教えて下さるCahier de RAFFINEEの幸恵先生に相談してみると「一番大事なのはやる気。それさえあれば」と・・。「それならば決まった!やります」とスタートしたyumisaitoparisdiplomaコースが先月修了。
それが8月20日。
毎回シャンペトルブーケ(花材をたっぷり使って、野の花を束ねたようなナチュラルで大きめのブーケ)とブーケドマリエ(ウェディングブーケ)とパニエに活けるコンポジション(アレンジメント)の3つを作る。
とてもナチュラルでいて繊細、その上 洗練されている由美先生のスタイル。どんなに幸恵先生が分かりやすい言葉で伝えて下さっても、なかなか細部まで気が回らなくて・・。
家に帰ってから作ったブーケを解き、練習を繰り返すけれど 納得できるもの仕上がりにならず、落ち込む事度々。
でも、幸恵先生が用意して下さった素敵な花材を見ると、やはり最高に綺麗な状態に束ねたいと思う。その一心で一年間。
教わった事はスキルだけでなく、自然を愛しむ心。前に進んでいく力、諦めない心。自分を信じること。
お花も心も前進した・・。そう思える事がとても嬉しい。
お花のテクニックが上がる事を望んでチャレンジしたディプロマだったけれど、ここで学んだ心と共に励まし合った仲間、ずっとずっと学び続けたい師との出逢いが、これからも続く花人生において最高の宝物だ。
毎月通ったアトリエへの道。
Septembre 2017
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