ピヴォワンヌのコンポジション
先月は優美で華やかな芍薬を堪能してもらいましたが、ブーケだけでなく、アレンジメント(コンポジション=フランス語で“構造物”という意)でも楽しんで頂きました。
自然の景色や大地の一部を再現したようなナチュラルなスタイルが特徴的なyumisaitoparisのコンポジションスタイル。
パリのエスプリを入れつつも、花々の佇まいが活かされたこのスタイルは伸びやかで生命感が溢れています。
↑コントラストが美しい、夏のコンポジション。
↑柔らかさ、瑞々しいが魅力の春先のコンポジション。
↑ロマンチックカラーのローズを使いつつも、甘過ぎない色合わせが大人っぽく、初夏の季節にも爽やかなコンポジション。
季節、季節の自然の景色を楽しめるコンポジションです。
このスタイルが全く初めてのお二人でしたが、最初は挿す花材の順番や一本一本の高さ・向き等もお伝えしながら挿していきますので心配は要りません。
初回は完成形がイメージ出来ず、最初のうちは何をどう作っているのか、ピンとこないかもしれませんが、
挿し進むうちに仕上がりイメージが目の前にはっきりと見えてきて、既に途中で「いい感じになってきた」「豪華~(今回芍薬だったので一際華やかでした)」という声が繰り返されるように。
最後の仕上げは、お二人とも自然に手が進んで、夫々にナチュラルで立派コンポジションに。初夏の森が出来ました。
黄味を帯び始めた陽の光に照らし出されて、その場がとても心地よい空気。
先月発売となった、斎藤由美先生の「コンポジション」フレンチスタイル・アレンジメントに、このスタイルの魅力やストーリーが沢山の写真と共に記されていますよ。
制作のポイント等も惜しみなく詳細に書かれた本で、パリスタイルを愛する人には必携の書。
予習・復習はもちろん、ただ眺めているだけでも心が満たされる事間違いなし。
ネットでも購入出来ますし、dans la margeでもご覧頂けますよ。
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