個性と好みとトレンドと・・・。
雨の前だったから気温がそれ程冷え込まなかった朝、我が家の愛猫も熟睡していたのか、二人(正確には一人と一匹。)で寝坊をしてしまった休日。それはそれで ”たまには緩やかな時間を楽しみましょ・・”と、慌ててゴミ出しをした後は、愛猫=我が家の王子の食事を先に準備し、自分用にゆっくりと丁寧にコーヒーをたてました。
ここ数回、花イベントレポートを書き綴っていましたが、今日は先日作成のオリジナルブーケ(花束)をアップしてみようと思います。
dans la marge(ドンラマージュ)にとって、(dans la marge以前も)花選びはとても重要視している事のひとつ。レッスンの生徒さんも「先生の花合わせが素敵」と言って下さるので、とても気合が入る事でもあります。
なので、自分が自信を持って「美しい」と思うものをこれからも提供していきたいと思うのですが、そうなるとどうしても自分好みに偏ってしまうのではないか・・とふと思う事がありました。長くお花に携わる中でいろんなテイストを学んできたのですが、その時々のTPOに関係なく花を選ぶ時にはどうしても自分寄り・・で選びたくなる。それはエゴのつもりはないけれど、やはり「それが美しい」と思うから・・というただただシンプルな理由。
でも、人の好みは様々だし、いろんなジャンルやテイストの「美しさ」がある訳で、それをしっかり感じとれるようになりたい。引き出しは多く持っておきたい・・という気持ちが働いて、先日の市場では、dans la marge的には珍しいワイルドフラワーに注目してみました。
ワイルドフラワーというのは様々な自然環境の中で自生する野趣溢れる野生の花。街中のフラワーショップやお洒落な雑貨店等でも目にする事が多くなっている通り、少し前からのトレンドだそうで、市場でも出荷量もぐっと増えてきたように思います。
様々な自然の中で強く育ってきただけあって、「ずっしり」「ごつい」「重量感」のイメージ。でもこれが強い個性であるので、これを活かしたものを作ってみよう・・。
で、制作したのがこれ・・。(インスタグラム@dans.la.margeでも掲載)
ワイルドフラワーの個性を生かし、シンプルにまとめてみたのですが、如何でしょう?
ナチュラル感のあるカフェなんかに置いて頂きたくなるようなブーケに仕上がり、私自身も新たな発見になりました。
市場でのワイルドフラワーコーナーには、形状も色合いも面白いものがあって、新しい境地。
↑これもなかなかの個性ですね。好みかどうかは別問題ですが・・。
様々なワイルドフラワーのお写真撮りたかったのですが、時間がなくて・・。
またの機会に違う花材でワイルドフラワーブーケを作ってみたいと思います。
↓こちらはフォルモーサとバンクシアのドライブーケを作成中。
(↑ハンドメイドショップに出展予定です)
色んな方の好みにお応えしたいけれど、全て優先させると自分の物差しや軸がブレてしまう・・。かといって、独りよがりの自分の好みに偏りすぎないように。
自分の軸をしっかり持ちつつ、トレンドも上手に取り入れながら、審美眼を磨いていきたいと思う休日の昼下がり・・でした。
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