洗練は爪先まで
桜の蕾が開花し、心がウキウキ、そわそわする今日この頃です。少し前に自宅に飾った桜が思いの外 長く楽しませてくれ、新年度に向けてエールを送ってくれている気分になっています(勝手にそう思っています 笑)
そんな中、まだ冬の名残も感じるような先日、なにわのパリ(RAFFINE les fleurs 幸恵先生のアトリエ)でレッスンを受けてきました。
昨年みっちりたたき込んで頂いたYSPD(Yumi Saito Paris Diplome)の真髄をより深く理解し、しっかりと自分の中に落とし込む為、ブラッシュアップは欠かせない。
その為に定期的に通うアヴァンセレッスン。
桜を想って心浮きたつこの季節のように、
いつもこのレッスンをそわそわと楽しみにしながら迎えています。
さて、今回のレッスンは、シャンペトルブーケ。シャンペトル(田園風)という言葉が表わすように、野に風が抜けるような、自然に抱かれたようなブーケ。
瑞々しく明るい緑が眩しいこでまり、スノーボール、プラム色のスイトピー、そこにバイモユリと桜・・で束ねます。
(派手さはないのに、豊かな表情と存在感を放つバイモユリ♡)
花材を見て、何をどう活かすのか、
どんなサイズになるのかを考え まずはネトワイエ(下葉処理)。
その後に10分で束ねます。
ついつい、ブーケロン(丸いブーケ)好きが出て(笑)、丸い仕上がりにしてしまい、、。
(笑ってる場合じゃない)
今回はシャンペトル‼︎
もっと軽やかに、もっとやわらかなブーケを作りたい
(何をしてる、私!)
もっともっと視界を広げて、
もっと広い自然の情景をイメージする!
(その為に必要な事は、分かってる)
それを思い出しながら、もう一度シャンペトルに束ねる。ちょっと意識したら見える景色が変わってきた。
春の風が吹いた。。
誰が作ってもシャンペトル風に作る事の出来るこでまり。
それを、
春の風を豊かに纏った、
自然の情景が浮かぶ、
それでいてより洗練されたシャンペトルブーケにする為に、、
花材ひとつひとつ、
こでまり一本、桜一本入れるのも、
枝一本一本の佇まいをしっかり見て、その良さを、それが発揮できるところで活かす。
先端の美しさ、佇まい、とことんまで拘るこのスタイル。
(桜の枝使い、ハッとしました、、)
やっぱり奥が深い♡
そしてまた一段と理解が深まった♫
美意識が高く、お洒落なパリジェンヌ達を ”洗練は爪先まで" と表現したりするけれど、
まさに、これ!これ!
そんなパリスタイルをこれからも楽しみ、またお伝えしていきます。
(ブーケロンとシャンペトルの違いもね(^_-))
蕾だった桜が満開に♡
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